篠塚正典のDesign blog

デザイナーに役立つひとりごと。
 
2015/09/08 16:32:04|その他
Tokyo2020エンブレムによせる想い
Tokyo2020五輪エンブレムが取り下げられました。
取り下げのニュースを聞いた時は私もビックリ!しました。

私が1993年に長野オリンピックのエンブレムをデザインした時は33歳、
デザイナーとしてこれから「やるぞ!」元気いっぱいの歳で
デザインに希望をもち、夢をもってがんばっていた頃でした。

必ず大きなチャンスがくると信じて腕を磨いていた時でした。
シンボルマークデザインを専門にしていた私にとって
オリンピックエンブレムのデザインは「夢」でした。

33歳の時にそのチャンスに恵まれてコンペに参加した2ヶ月間余
必死にデザインに取り組みました。
ほんとうに全精力をつぎ込んで挑戦しました。

そんな想いで創ったデザインが選ばれて
エンブレムに決定した時の喜びは
言葉には表せられないもので、
ほんとうにデザイナーになってよかったと心から思いました。

オリンピック・パラリンピックとは参加する選手を始め、
それに関わるすべての人々に忘れられない「夢」を
与えてくれる世界最大のスポーツイベントだと思います。

2020年に東京で行われるオリンピック・パラリンピックに向けては
10代、20代、30代のひとたちに活躍してもらいたいと思います。

選手だけでなく、ボランティアなど大会に関わるすべてのことに
若い世代の人たちが積極的に参加して、
「私は2020東京オリンピック・パラリンピックでこれをした!」
という想いをもってもらいたいと思っています。

どんなことでもいいと思います。その想いが次の世代に引き継がれ
それがほんとうの「レガシー」になるのではないかと思います。

私が33歳でエンブレムのデザインをし
長野オリンピックに特別な想いをもてたことで
2020東京オリンピック・パラリンピックにも
強い想いをもつようになりました。
だからこそ、
こういう想いは引き継いでいかなくてはいけないと強く思います。

私はデザイナーなのでデザインのことしか言えませんが
再度、2020TOKYOオリンピック・パラリンピックの
エンブレムデザインが創られることになりました。
ぜひ20代、30代の若いデザイナーの方に頑張っていただき、
みんなに愛されるエンブレムが採用されるといいなと願っています。

そしてそのデザイナーの方が次のデザイナーにその
想いを伝えてもらえることを節に願っています。

新しいTOKYO2020 エンブレムに期待を込めて。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上:1998年長野オリンピックエンブレム発表の時の写真




     コメント一覧
<< BACK [ 21 - 40 件 / 27 件中 ]

書き込みの復活を希望します(2)
やっぱり9月に書いた佐野エンブレムについての書き込みの復活を希望します。
ピョンチャン五輪のほうはどうでもいいです。
大事なのは佐野エンブレムについてのヤラセとその背後の意図です。
ほか佐野エンブレム以外の梅野氏のデザインされたエンブレムや花輪のエンブレムについても同様ですが
あきらかに意図した構想が似通っており招待状を送った八百長側の「条件」によって作られたのは明白です。
つまり梅野氏も招待状をもらっていたのでしょう。
そうした事はもっとロゴデザイン関係者は事態を把握するためにも知るべきです。
一部のデザイナーに招待状という名の「ヤラセの依頼」をもらっていた事実を。

善意の匿名  (2015/10/06 15:47:58) [コメント削除]

書き込みの復活希望します。
私としては篠塚先生のご判断で消されたのならかまいませんが、正直なところ意外です。
つまり篠塚先生も「あちら側」という認識で宜しいでしょうか?
それで私は先月と今月に二回書き込みしましたがどちらかの復活を希望します。
それは篠塚先生がご判断下さい。
それと「ななし」さん。
基地外呼ばわりはいけませんよ。
これ「現実」なんですから。
このさき数十年、100年と時代が進んでいく中で私達の子孫がどう生きるかを問われる時代が「今」なんです。
残念ながら小泉政権以降、日本は危ない選択をしました。
だからオリンピックもこうして政治利用されたんでしょう?
他人に基地外だとか馬鹿とかオリンピックはくだらないとか言うのは簡単です。
でもそれじゃダメなんです。
自分達の頭で考えられなければ日本政府も国民もアメリカの言いなりになるだけです。
佐野エンブレムみたいに自己による意思決定のできない国じゃ困るんですよ。

善意の匿名  (2015/10/06 11:01:03) [コメント削除]

特別扱いの出来レース
公募発表の前に、組織委員会が佐野氏など上位3人を含む8人のデザイナーだけに招待状を送っていたのは変。

週刊新潮に掲載された、素人レベルの入選作品(URLをUPします)を見て「出来レース」を確信した。

ここに湧いてる長文キチガイ(ブロックした方がいいのでは?)もそうだけど、業界が腐敗している。

有能な真に実力のあるデザイナーが談合などにより締め出され、本来の実力通りに活躍出来ないのは残念でならない。

ななし [WEB] (2015/10/04 13:30:38) [コメント削除]

週刊新潮に
佐野氏のパラリンピック原案とコンペ2位と3位の原案が掲載されていた
これが酷かった…

組織委員会が公募前に8人のデザイナーに参加要請を出していたと言うニュースがあったが
2位と3位の人も含まれていたと言う(もちろん佐野氏も含まれていた)

やはり、あのコンペは初めから出来レースだったのではないかと思ってしまう
本当にひどい話だ

名無し  (2015/10/02 19:19:00) [コメント削除]

エンブレム委員会
フミさんがエンブレム選考委員会に委員に就任しましたね。おめでたいことです。
シミズクニハル  (2015/10/01 16:51:39) [コメント削除]

「レガシー」について
好きなロゴに、
アドルフ・ムーロン・カッサンドルがデザインした「YSL」のロゴがある。
あの安定感、あの存在感、唯一無二と言っていい。

しかし、今のデザイナーは、サン・ローランの歴史や伝統を捨てた。
ロゴも「SAINT LAUREN Paris」に変更されて、カッサンドルがデザインした「YSL」も、「SLP」に変更されているものすらあるらしい。

拳銃自殺したアドルフ・ムーロン・カッサンドルと同じ、ブランドの自殺行為のようにも見える。
当然、ブランド創業者の雰囲気や趣向も大幅に変更減殺された。
大量投下された資本を回収し利益を計上するための現代資本主義社会のなせる業と言えばそうかもしれない。

今の日本も、過去から受継されたものがあると思うのは、もしかすると幻想なのかもしれない。

今の「サンローラン」というブランドを見るたびに複雑な思いになる。

おそらく、東京オリンピック2020も・・・・・・・・・・

素人  (2015/09/12 21:40:35) [コメント削除]

次こそ!
次こそ、国民皆に愛されるエンブレムが発表されることを期待しています!

某アンケートで、佐野氏のエンブレム撤回を9割が賛成しているという結果が出ていました。
これってやっぱり異常な事だし、国民にこれだけ受け入れられない佐野氏のエンブレムを選んだ審査委員の方々にも問題があったと思います。

>そしてそのデザイナーの方が次のデザイナーにその
>想いを伝えてもらえることを節に願っています。

その願いを次のエンブレムデザイナーに伝える為にも、次回のエンブレム審査委員には、篠塚さんが参加される事を切に願います!

一般国民  (2015/09/10 8:52:32) [コメント削除]

<< BACK [ 21 - 40 件 / 27 件中 ]

     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。