篠塚正典のDesign blog

デザイナーに役立つひとりごと。
 
2015/08/30 12:44:01|その他
Tokyo2020エンブレム原案発表

今、問題になっているTokyo2020五輪エンブレムの記者会見が
先週金曜日に行われてデザインの原案が発表されました。

組織委員会はなぜあのような記者会見を行ったのか私にはよくわかりませんでした。
あの記者会見が必要だったのかも疑問です。
デザインの原案を見せて
「もともとはこういうデザインだったんですよ。」
「ぜんぜんリエージュ劇場のロゴとは違うでしょ!」
という説明をして理解してもらいたかったのかもしれませんが
あれではまったく説明になっていないと感じました。

原案がどんなデザインであったとしても最終的には正式に
決まったデザインがTokyo2020五輪のエンブレムなんです。
ですから正式に決まったエンブレムデザインで何か問題があるのか?
無いのか?が評価されるのが当たり前なので。

「原案のデザインが似ていないから全く違うデザインです。」
という説明は説明になっていません。
あの記者会見を見たひとの多くはそう感じたのではないでしょうか?

「原案のデザインは違うデザインなので修正したデザインは似ていなく
全く違うデザインです。」
という理屈が通るのであればたいへんなことになります。

もしデザイナーが故意にまねしたデザインを創ったとしても
「原案はこういう違うデザインでした」という原案を提示すれば「OK」
ということになってしまいます。

そんなむちゃくちゃな話しが理解されるわけがありません。

デザインは完成決定されたデザインで評価されるのです。
完成決定されたデザインが多くの人に発信されて評価されるものです。
創ったデザイナーが発信された後に「実はそれはこうではなかった」
と言ってもそれはただの言い訳としか受け入れられません。

これはデザインに限らずどんな仕事でも同じだと思います。
どんな会社でも他社製品と同じものを創って「初めは違う製品でした。」
で済ませることは決してないですよね。

言い訳記者会見としかみえなかったのは私だけでしょうか?
「炎に油を注いだ」記者会見だったような気がします。

最後にTokyo2020五輪エンブレムが原案のまま最終決定されなくて
よかったなとデザイナーとして真剣に思いました。
ほんとに「まる」、「三角」、「四角」でデザインした
単純な、「小学生でもできる!」って言われかねない
デザインだったので修正されてよかったと思いました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上:記者会見で発表されたエンブレムの原案




     コメント一覧
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書き込みすごっ。
久しぶりに見に来たら、書き込みすごいですね。意見が白熱していて面白いです。篠塚さんにも応募して欲しいな〜との意見が多いですが、私も同感です。長野のエンブレムは衝撃的でしたから。ぜひご検討ください。


あと、
「粘着質な佐野擁護派が気持ち悪い」

こういう攻撃的な書き込みは、他人の自由な意見を押さえつける、アートとは真逆なものだと思います。

デザイン関係  (2015/09/09 10:32:23) [コメント削除]

うーむ
黙っていればいいと思う。エンブレムのデザインを考えアップする下品な連中と変わらない。一人のグラフィックデザイナーが心痛めているのだから。
グラフィックデザイナー  (2015/09/07 15:27:47) [コメント削除]

新エンブレムに期待しています
ここに湧いている粘着質な佐野擁護派が気持ち悪いですね。

無意味なパーツの9分割を、組合せて何が良いのか全く分からない。
札幌エンブレムの3分割は、各々に意味があり、縦横に展開出来たので良かったですけど。

まず、デザインそのものが悪いから国民から嫌悪され、その後粗探しをされ、他に似ているとケチが付いて潰されたというのに。
仮にデザインが良ければ、他と似ていても擁護されていたはずです。
国民に愛されていた桜のエンブレムや長野のエンブレムなら、きっと庇われていたと思いますよ。

添付サイトによれば、9割が使用中止を妥当と考えているみたいですね。

ななし [WEB] (2015/09/05 19:49:08) [コメント削除]

長野の時の感動を東京でも!
こんにちは。
今回のエンブレムの騒動は非常に残念に思います。
私は長野生まれです。
確か小学6年の頃に長野のエンブレムが発表され、その洗練された美しいデザインに魅入られました。
取り込まれた私は何度も何度もエンブレムを模写して自分の世界に入り浸っていました。
奇しくも今回の騒動で篠塚さんがデザインされたエンブレムと知りました。
今回の東京のエンブレムは発表された時点で長野の時の感動は得られませんでした。
是非篠塚さんには東京のエンブレムを作成して頂き、長野の感動を再び世界に与えて下さい!

タケウチ  (2015/09/04 22:11:05) [コメント削除]

決まるのかしら?
いろんなサイトで素人やプロがデザインした2020のエンブレムが貼りつけられているのを見ますが、どれも佐野氏デザインと比べると。。。
あれはあれで進めちゃえばよかったのに。
ネットの書き込みなんて、居酒屋の与太話と変わらないのにね。

佐野氏デザイン以上のものが出るのを期待したいのだが、出ないのでは?と不安。
篠塚さん、どうにかしてー。

たろ  (2015/09/04 11:14:12) [コメント削除]

メダル
改めて篠塚さんのデザインされた長野オリンピックのデザインを検索してみたのですが、もちろん色の付いている本来のデザインもあの時代を思い起こされるような華やかさが溢れていましたが、それとともに感動したのは金メダルの漆と蒔絵を使ったまさに日本をあらわしている存在感でした。本当に良いものとは、その形そのものに存在感があるのだとつくづく思いました。
吾輩は猫である  (2015/09/03 22:33:56) [コメント削除]

原案デザイン
はじめまして
篠塚さんの意見を聞いて、ある意味安心しました。
多少絵心がある程度の私ですが、あの原案デザインがコンペで圧倒的に指示を得たというのが信じられませんでした。
佐野氏を擁護するデザイナーさん達に言わせると「センスの無い人にはこのデザインの良さは伝わらない」
だそうで、私もその一人なのかと思っていました。
ネット内での佐野氏への糾弾ばかり問題になっていますが、客観的視点を無くしてまで擁護している
プロのデザイナーの方々もかなり問題ありなのではないかと思います。

チョムチョム  (2015/09/03 14:48:30) [コメント削除]

長野オリンピック
篠塚さんがデザインされた長野オリンピックのエンブレムピンバッチ、今も大切に保管してます。

2020東京オリンピックエンブレムの再公募が開始されたら、絶対に応募してほしいデザイナーのお一人です。

今回のエンブレム騒動は、やはり佐野エンブレムの魅力のなさが引き金になったのだと思います。

一般国民にだって、ものの良し悪しぐらいわかるんですよ!って、佐野エンブレムに関わった人達に言いたいです。

たきがわ  (2015/09/03 7:30:10) [コメント削除]

爺になって
若い頃とは違い、例え一目で気に入ったモノが有ったとしても、一呼吸いや、二呼吸おいて考えるようになりました。
「本当に気に入ったのか?」、「先々まで愛せるのか?」
何度も何度も角度、視点を変え、自身に問い掛けて選択するようになりました。
時間の余裕が出来たおかげなのでしょうかネ。
今はお気に入りの世界で暮らしております。
しかし、取り下げられたエンブレムのインパクトは強烈でしたね。
永く愛されるには構図、色合い。
中々辛いように思えましたわ。

ひろたま  (2015/09/03 0:57:59) [コメント削除]

ブスと美人
TVでは言えない言い回しだが、

「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」

そして、不思議なことに、愛着がわくのは、3日で飽きた美人よりは、3日で慣れたブスの方が可能性が高い。

今回、どうせなら佐野案を押し通してもよかったと思う。

テレビコメンテーターのアホの中には、未だに東京オリンピック2020のコンセプトも明らかになっていないというバカもいる。

しかし、招致活動の時にもあった様に東京オリンピック2020は、次の3つに尽きる。

1.他に例を見ないコンパクト五輪
2.レガシー、つまり「何か」を次世代に受け継いでいくこと
そして、(3)震災からの復活

実は、佐野案は、ミニマリズムを通じて「○■▽」で、コンパクト性を体現している気もする。
なにより、1964年の日の丸を入れていることは、「レガシー」の思想に合致する、戦後の日本の精神性を将来に受け継いでいこうとする発想。

安直に「T」を東京オリンピックの象形化にしたのは、賛成できないが、しかし、その「ブス」も慣れた
慣れた
「黄金の国ジパング」の「金色」も理解した。

もう少し時間があれば誰も慣れるはずの、この「慣れたブス」で、どうせなら突っ走ってほしかった。

素人  (2015/09/02 20:57:08) [コメント削除]

「華を咲かそうよ!」
五輪という祭の旗印を創るのには、そのような気持ちが不可欠と思います。
不幸にして、佐野氏のコメントからはそういう晴れ晴れとした情熱を感じることは出来ませんでした。

長野に咲いた原色の「雪の華」見事でした。大好きです。
今度の東京エンブレムも同様に、心のまっすぐな人が創る縁に恵まれますように。

キース  (2015/09/02 19:56:44) [コメント削除]

ありがとうございます
今回の一連の騒動について、門外漢の私にもわかりやすい文章で色々と勉強になりました。
組織委員会が第一案を持って来ても、「最終案が何らかの影響を受けなかった」という証左にはならないなと感じていたので、篠塚さんのお言葉で納得しました。
また、デザイナーの方が「
単純な形だから似ることがあるけどコンセプトが違う」ので別物と言っているのも散見されましたが、「一般国民」にとってはベルギーのものやスペインのもの似ているように見えました。ならば誤解を生みやすい、単純な形の寄せ集めはやめて、優雅な曲線を使ったデザインにすれば良いのにと感じました。某氏のデザインには、そのようなものは少ない、もしくはそのような描画力が無いのかもしれませんが。
いずれにしても、今回取り下げられたエンブレムは、過去のものと並べた時に躍動感が無く停滞する印象を受けていたので廃案になって良かったと思います。

最後に、長野オリンピックの美しいエンブレムありがとうございました。これからも素晴らしいデザインを期待しています。

ドシロウト  (2015/09/02 19:47:46) [コメント削除]

是非応募を!
また長野五輪エンブレムのような素晴らしい作品を作ってください!
応援してます。

k  (2015/09/02 12:52:52) [コメント削除]

関係のないことですが
一連の騒動でこちらのブログがどのくらいアクセスが増えたか気になります。

一般国民  (2015/09/02 12:35:43) [コメント削除]

長野エンブレム
長野のエンブレムはどうだったかなと思ってこちらへたどり着きました。

改めて素敵ですね。きれいで清々しくて、心が躍ります。

佐野さんのデザインは盗用ではなく、単純なのでたまたま似てしまったんだろうと思ってますが、たまたま似るということがないレベルのものがあるんだと感じました。

これからもご活躍を期待しております。

一般人です  (2015/09/02 10:57:50) [コメント削除]

同感です
初めまして。アメリカでデザイナーをしております。
今回の一連の騒動は、デザイナーのegoが大きくて、一般の人がクライエントだということを忘れてしまったのかなとも思いました。
1964年のロゴにこだわりすぎだとも思います。

長谷川  (2015/09/02 6:01:10) [コメント削除]

公募
はじめまして。今回のエムブレムコンペのルールに疑問を感じておりました。公募となるようなので、ぜひ篠塚さんのデザインに決まってほしいと思っています。
長野のエムブレム、白い雪に落ちるグレーの影が、オリンピックの躍動感と冬のイメージを感じさせてすばらしいです。これ以外にないでしょう、という説得力のあるデザインですよね。
東京オリンピックのエムブレムも、そうであってほしい。佐野氏のものが取り消され、正しい形で再度公募がなされて、そうしたデザインに決まることを願っています。

甘木  (2015/09/02 2:47:53) [コメント削除]

エンブレムの公募
篠塚さんの応募を願うと同時に、審査員長になって欲しいとも思います。
複雑です。

ななし  (2015/09/01 23:35:17) [コメント削除]

改めて
長野五輪のエンブレムはため息がでるほど心を掴むデザインだと思いました。
たまこ  (2015/09/01 22:07:04) [コメント削除]

再公募
エンブレムは再公募になるようですね
どんな応募条件になるか分かりませんが、もしかしたら篠塚さんのデザインが見れるかもと思うと嬉しいです。
ぜひ応募してください!!!!!

あめ  (2015/09/01 19:56:44) [コメント削除]

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