篠塚正典のDesign blog

デザイナーに役立つひとりごと。
 
2007/06/25 18:42:49|その他
コンセプト重視
多摩美では私の人生を大きく変えることになる恩師に出会った。卒業制作までみていただいたその教授は咽原省三先生といって多摩美では長く教えておられてとても熱心な先生でした。その咽原先生からは「デザインはコミュニケーション」と教わり、授業の中では「いかにコンセプトが重要か」、「プレゼンテーション重視」を課題を通して学んでいくのだが、今でこそ「コンセプト」「プレゼンテーション」など当たり前の言葉だが20年以上前の当時、まだ他の先生はそんなこと教えてくれなかった。課題は抽象的だったのでそれを自分で必然的なコンセプトを考え、クラスの前に出てみんなにわかるようにプレゼンテーションする。方法は全く自由。絵を描いてもよいし、歌をうたってもよい、パフォーマンスをしてもよい。そんな課題だから当時慣れていない私たちにとってはチャレンジであり、難しくもあった。
なぜそんな授業をしていたのか?咽原先生はアメリカのカリフォリニアにある美術大学Art Center College of Desginを卒業し、アメリカでグラフィックデザイナーをしていたのである。その頃のアメリカのデザインは日本よりも一歩先でコンセプトがなければデザインとは言えない。って世界でした。その実体験をもとに咽原先生は多摩美の学生に本当のデザインとは。を熱心に教えていたのです。アメリカではデザイナーとして一番必要なことが学べると教えていただきました。そんな先生の授業をずっと受けていてだんだん私の中で「コンセプト」「プレゼンテーション」など日本ではなかなか勉強できないものにすごく興味が湧いてきたのです。もっと勉強してみたい!
「本当のデザイン」を学んでみたい。そんな火種が体の中で燃え始めたのを感じつつも多摩美も4年生になり、みなと同じく就職活動を始めたのでした。博報堂をはじめとする大手広告代理店を受けるもどれも受からず年末を迎える。自分は広告がやりたいのか?なにをしたいのか?自分でもまだ自分に自信がもてない私がいた。
12月末、一代決心をする。
咽原先生の出た大学でもう一度学びたい「Art Center Callege of Design」でさらにデザインを勉強しよう!「Art Center...」は世界でも一番のデザインの学校。そこで
自分の将来のキャリアを身につけよう。と固い決意のもとアメリカへデザイン留学を
決める。多摩美を卒業、24歳になったばかりの春、日本を旅立ちました。この留学は私の人生を大きく変えることになる。(留学生活のくわしくはのちほど。)
アメリカへ導いていただいた多摩美の恩師、咽原先生には本当に感謝し続けています。
デザイナーとして、先生として尊敬しており、咽原先生からたくさんの貴重なことを教わりました。それを自分だけのものにしてはいけないといつも思っていました。デザイン学校で講師として教えているのも、先生から教えていただいたものを伝えていかなくてはいけないと思って。留学で学んだよいことを伝えなくてはいけないと。人間、与えられたら、与えなくてはいけないと思っています。いいことをしてもらったら、いいことをしなくてはいけない。だからこれからも自分が得たいいことは学校を通して後輩に教えてあげていき続けたいと思って学校に行っています。みなさんもいいことがあったらそれを後輩に伝えていきましょう。それが私たちの義務だと思います。
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